ケイ酸カルシウム板(ケイカル板)とは?リフォームの用途やメリットを紹介
2026/11/01
「ケイカル板の特徴、住まいのリフォームに使用するメリットが知りたい」
「ケイカル板の使用箇所や注意点が気になる」
上記の悩みや疑問を持つ方にむけて、
本記事ではケイ酸カルシウム板(ケイカル板)についてまとめています。
戸建て住宅やマンションでも使用されている建材であるため、本記事は
塗装やリフォームを検討されている方には必見の内容です。
ぜひ最後までお読みください。
目次
ケイ酸カルシウム板(ケイカル板)について
ケイ酸カルシウム板とは、ケイ酸質の原料と石灰質の原料に繊維を加え、板状に固めた無機質の建材です。
名称を省略して「ケイカル板」とも呼ばれます。価格帯としては、石膏ボードよりも高いケースもあります。
気温や湿度の影響を受けにくい
ケイカル板は樹脂・木材を主要原料にしていないため、湿気や熱による形状変化が発生しずらいのもポイントです。
湿気・熱由来の伸び縮み、反りなどが起きにくく、平らな状態を保ちやすくなっています。
ケイカル板のメリット・デメリット
ケイカル板のメリット
ケイカル板を建物に使うメリットとしては、
- 燃えにくいこと
- 平面なので外壁塗装や内装塗装、
クロス貼りなどの仕上がりが乗りやすい - 工具で切断しやすく扱いやすいこと
(粉塵が発生するのでマスクは必要です) - ビス・釘で固定できるため、
天井や壁面・高所作業での運用・試用も容易 - 同じ厚みのあるセメント板と比較すると軽量
という点が挙げられます。
ケイカル板のデメリット
デメリットは、強い衝撃に弱いことです。
例えば重量物にぶつかった場合、破損や欠けが発生することもあります。
元々の表面は粉が目立ち、質感も粗いのが一般的です。
その関係から使用時には塗装で仕上げるのが基本になっています。
ケイカル板の防水性
ケイカル板は湿気に強い建材ですが、その一方で、防水面は基本的に高くありません。
表面に細かいすき間を多数持つ特性であるため、水にぬれ続けると水分を吸い込みます。
吸った水分がそのまま残ると、ふくらみやはがれ、カビの原因になります。
そのため、屋外など雨水に触れる場所では、防水性のある塗料で塗装を行うのが有効です。
板と板同士の接続部分、壁面の取り合いにもシーリング施工で隙間を塞ぎます。
また、板の裏に湿気がこもらないよう、通気を確保する工夫も欠かせません。
塗膜が劣化したら、塗り直しで防水性を保ちましょう。
ケイカル板を使用する場所・用途
内装や水回り
ケイカル板は、室内の壁面や天井、水回りの下地に採用されやすいです。
洗面所や浴室周辺では湿気で形が変形しない特性が役立ちます。
(水回りでは防水塗装が必要です)
また、キッチンのコンロ周辺など火を使う場所では、
燃えにくい特性が活躍します。
軒天
戸建て住宅の軒天にもケイカル板が使用されることが多いです。
火災時には、屋根裏に火が回ってしまうのを防止しやすくなります。
こちらも雨に対する防水塗装や点検が欠かせません。
マンションのベランダや耐火部分
マンションでは、ベランダにある住居間の隔て板や
火災から柱や梁を守る耐火被覆にケイカル板などの種類が扱われています。
ケイカル板の軽さや割れやすさは、「緊急時に壊せる」という形で活かされています。
古いケイカル板はアスベストに注意
古い時期に作られたケイカル板の中には、アスベストを含むものがあります。
現在販売されている製品はアスベストを含まないものが一般的ですが、2006年ごろより前に
建てられた住宅では注意が必要です。
上から塗装するだけなら大きな問題になりにくい一方、はがしたり切ったりする工事では、
事前の調査が求められる場合があります。工事の前に業者へ確認しておくと安心です。
